製造国:ニカラグア
年代:20世紀頃
メーカー:不明
サイズ:26cm
ニカラグア・マサヤ近郊の村、San Juan de Orienteで作られた手描きの皿です。この村はかつて「San Juan de los Platos(皿の聖フアン)」と呼ばれたほど、皿づくりの伝統が深く根づいた土地。火山灰土壌からとれる良質な粘土に恵まれ、紀元前まで遡る陶芸の歴史を持ちながら、1970年代後半から80年代にかけて、職人グレゴリオ・ブラカモンテによって失われていたニコヤ様式の装飾技法が再び呼び覚まされ、今日の精緻なスタイルへとつながりました。
皿の中心には、向き合う二羽のオオハシ(トゥーカン)。赤い化粧土の上に黒・赤茶・緑の鉱物顔料で彩色したのち、表面を彫り込むスグラフィート技法で輪郭と羽の質感を描き出しています。家族単位の工房で、研磨・成形・絵付け・窯焼きをそれぞれが分担しながら仕上げる、この村ならではの手仕事の産物です。
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